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株式会社東京スペース

整骨院・整体院開業のポイント

整骨院・整体院開業のポイント

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整骨院と整体院の違い

整骨院と整体院の違い.jpg

 

整骨院:怪我による治療が目的。保険適用

整体院:慢性疾患の治療が目的。保険適用外

 

施術にあまり違いはないようですが、整骨院は治療が目的、整体院はリラクゼーションが目的になるようです。そのため、整体院の設計は、利用者がリラックスでき、また通いたくなるような温かみのある空間を作ることが求められます。

 

コンセプト、ターゲットの設定

 

どのような整骨院(整体院)にするか

『仕事帰りや空き時間に立ち寄れる院』『スポーツによる怪我の治療がメイン』『高齢者・女性が通いやすい院』などの目的により商圏が変わります。コンセプトをしっかり固め、施設名や内装に反映し、コンセプトに沿った店舗づくりをする必要があります。

 

だれがターゲットか

ビジネスマン向け、若年層のスポーツマン向け、高齢者や子育て世代の女性向けなどにより内装や設備が大きく変わってきます。仕事をされている方は限られた時間の中で施術を行わなければならないことが多く、短時間で的確な施術をしてもらえることが通いやすいポイントです。癒しを求め来店される方なら、照明や防音、プライバシーに配慮した内装や設備を整えることが求められます。

 

どこに開業するか

お勤めをされている方の利便性を考慮すると駅から近い立地が便利だと思いますが、若年層の方や高齢者の方など、ターゲットによっては必ずしも駅よりの地域を求めるのではなく、体調次第では、車を利用するため駐車場が必須でありその利便性は変化します。商圏を広くとらえ、大きなマンションや住宅が立ち並ぶ地域などをリサーチし、どれだけの見込み客が獲得できるかを検証する必要があります。

 

内装デザインのポイント

内装デザインのポイント.jpg

 

デザインのポイント

整骨院、整体院どちらにしても求めるものはリラクゼーション効果です。気持ちよく施術を受けられるように、また通いたくなるように印象づけることが大切です。そのためには、過度な装飾は避け、緊張感を取り除いた温かな空間を作ることが求められます。 最近の傾向はナチュラルな木目を壁、天井にふんだんに取り入れ、床にカーペットを敷き、温かみのある照明で照らすものが増えています。ファザードも大判のガラスを用いて、中から温かみのある明るい光が漏れる効果も狙っています。

 

構造設備基準の順守

保健所の指導で施術所の開業に際は構造設備基準が設けられています。 その中は「省令」と「指導事項(基準)」の2つの基準に分かれ、指導事項(基準)は開業する現地の管轄保健所や担当者によって変わります。

  • 6.6立方メートル以上の専用施術室
  • 3.3立方メートル以上の待合室
  • 施術室が室面積の1/7以上の外気開放または換気装置の設置
  • 施術室と待合室の区画は壁(カーテンは不可)
  • 整骨院とマッサージ・鍼灸院との併設の場合は壁にて区画
  • 手指消毒設備の設置 等

 

一人で施術を行う場合や、保健所により指導内容が変わります。 平面図が決まった段階で、保健所に相談に行くことをお願いしています。

 

収納とコンセントの配置

収納スペースの確保とコンセント配置です。 受付スペースは、キャッシュレス決済等の普及により広く設けない場合もありますが、カルテやレセプト書類や施術で使用する材料の保管で収納スペースが必要になります。院内が煩雑ですと見た目の悪さもサービスに支障をきたすこともあります。 そして、コンセントの配置にも細心の注意を払います。 施術には各種機器が必要になりますが、コンセントの位置と数を誤ると施術の邪魔になったり施術中に足を引っかけたりと危険を伴います。 レイアウトを行う際は、導入する機器を洗い出し、どの位置に機器を設置するのかを明確にする必要があります。

 

最後に

コンビニの数の2倍とも言われる整骨院ですが、地域で必要とされるためには他院との差別化、サービスの違いを打ち出すことが重要になります。 圧倒的な整体技術で集客をアップさせることは難しく、マーケティング力と適応力、ホスピタリティに優れた人材の確保が選ばれる治療院になる近道と考えます。

 

 

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